地球のどこかの青い空の下

旅と写真 Travel and Photos

6)イスタンブールのホテル、レンズ豆スープ、イスタンブールカード

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イスタンブールのホテル

 

NEW HOUSE ホテル

日本で時間をかけて探したホテルは大当たり!

 

 住宅地の中に建っている、5階建てのビルのホテル NEW HOUSE Hotel。

一見、普通のマンションと区別がつきません。

 

さらに、当時は看板をつけていなかったので(さすがに今はついていると願う)

「いったいどうやって見つけるの?商売する気あるの?」という感じでした。

 

ただ、名前の通り新しいホテルでとても綺麗でした。

 

5泊連泊なので「一番いい部屋にしておいた」

 

と救世主(ホテルのオーナー※詳しくはハマド空港で乗り継ぎイスタンブールへ夜中に到着)は言っていたけど、最上階の5階で遠くに旧市街が見えるなかなかのナイスビュー。

 

ただ、斜め前のビルの屋根の上に瓦礫が山積みになっています。

窓の外を見るたび、もはや旧市街より瓦礫が気になる瓦礫ビュー。

 

風が吹いていつ落ちてもおかしくない状況で、4階ぐらいの高さなので下に歩いている人に落ちたら大ケガしてしまうでしょう。

歩いている人からは見えませんので、みんな気にせず往来しています。

 

ホテルの部屋で自分好みのコーヒーとお茶を入れたいので、電気ケトルがついていることを願ってキッチン付きにしたけど、やはりありました。 電気ケトル。

 

これで、コーヒーとお茶が飲み放題。

水はミネラルウォーターを買ってきて沸かします。

 

 

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いつもの朝食レンズ豆スープ

住んでるように旅したい

 

イスタンブールに到着した次の日の朝に、ジョギングして見つけたのは近所のパン屋さん。

 

半地下の小さいそのパン屋さんは、笑顔の素敵なおじさまが一人で切り盛りしています。

 

パン屋さんと言っても実際には毎日、鍋いっぱいのレンズ豆のスープと出来立てのパイが1種類あるだけの超ローカルなお店です。

 

パイは、40センチ×30センチの大きいバットで作ってあり、好きなだけ切ってもらい、重さでお金を払います。

 

スープとパイで500円以下だったと思います。

ステキなホテルでのんびり食べたいのでテイクアウトをお願いして包んでもらいます。

 

おじさんはトルコ語とジェスチャー、私は英語と日本語とジェスチャーで会話を試みます。ほぼ問題なく意思疎通できているようです。

 

トルコに来て、レンズ豆のスープを初めて食べましたが、とても美味しい!

結構お腹もいっぱいになります。

パイも美味!

海外でここまで口に合うというのは珍しいです。

 

「毎日これでいい」

 

結局、滞在中は毎朝このパン屋に朝ご飯を買いに来るのが日課になっていました。

 

パン屋の主人が

「さっき、走っていたでしょ?」とトルコ語+手振り。

 

「そうなんです!広場の方を1周して帰ってきました」と英語+手振りで私。

 

小さいお店ですが、奥にテーブルがあり、常連らしきおじさまが二人座っています。

 

常連さんがパン屋の主人を指さして、これまたトルコ語+手振りで

「彼は昔、マラソン選手だったんだよ」と私に話かけます。

 

「へえーそうだったのですねー」と日本語とうなずき。

 

もはや何語でも関係ないです。

 

さらに常連さんは続けて

「今はお腹が出て走れないけどね」

と手振りで大きいお腹を表現しながら言います。

 

「あははは」毎日通っていたらすっかり顔なじみになりました。

 

 

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イスタンブールカードとトルコのケビン・スペイシー

ん?交渉人?

 

「イスタンブールカード」はパスモのように保証金を払って購入して、お金をチャージしておける電車用のカードで、数日滞在する場合には必須アイテムです。

 

購入できるところは、限られていますがチャージできるところは多いです。

電車の改札やバス停など乗車前に気軽にチャージ可能です。

 

地球の歩き方には簡単に「主要な駅で売っている」と書いてあるだけですが、買うのに一苦労でした。

 

初日に地下の改札前に買いに行きましたが、自動販売機はトルコ語のみでさっぱり意味がわかりません。

 

駅の人を捕まえて質問しますが、なぜか後回しにされて、白人客が全員いなくなったところでやっと相手にしてくれました。

 

どうやら、イスタンブールカードはそこでは売っていないらしく、駅構内の別の場所を指示されました。

 

会社に向かう通勤客に混ざって迷いつつも、それらしき場所にようやくたどりつくと、またも自動販売機はトルコ語だけで意味がわかりません。

 

自動販売機の前で悩んでいたら、横から手が伸びてきて、あらからまに割り込んでくる人がいました。

 

「ちょっと!!」

バシッ!!

 

目の前に割り込んできた肩を反射的に叩いてしまいました。

 

芸人さながらの強めの突っ込み、習慣とは恐ろしいものです。

 

「しまった!外国だった。怖い人だったらどうしよう」

と思いつつ、顔を見たら、

 

「OK、OK。あとで手伝うから」

とケビン・スペイシー(アメリカ人俳優「交渉人」などに出演)を20歳ぐらい若くした感じの男性が笑顔で言ってきました。

 

不満顔の余韻を残したまま、

「ま、まあ、それならいいか」

と横で待ちます。

 

トルコのスベイシーはさっさと自分のパスにチャージすると早速手伝ってくれました。

 

自動販売機の画面をスペイシーと一緒に操作していくと、どうやら、20TL(トルコリラ)以下のお札しか受け付けてくれないことがわかりました。

 

私は50TL札しかありません。

 

スペイシーもあいにく私の50TLを交換することができないのがわかりました。

 

すると、改札に向かって歩いている数人に、細かいお札と交換できないかと聞いてくれました。

 

何人か聞いてダメだとわかると、改札内に売店があるのを見て 「あそこで交換してもらえばいいよ」と言って チケットがなくて改札が通れない私を自分のパスを2回使用して、改札内に入れてくれました。

 

マナーのない人が割り込んできたと最初は思いましたが、実はとても親切な人でした。

 

売店に行って、水を持って50TL札を出すと店員が受け付けてくれませんでした。

そこは「交渉人」スペイシー。

お店の人に事情を細かく説明します。

 

しかし残念ながら店員は首を縦には振ってくれません。

仕方がないので、私は

 

「もういいですよ。駅を出て何か買って細かくしてきます。いろいろとありがとう」

と言ったら、

 

「そう、わかった。じゃ電話番号教えて」とすかさず言ってきたので

 

「もう!」とまた反射的に、肩をたたいてしまいました。

 

スペイシーはいたずらっぽく笑ってホームへ歩いていきました。

 

本当に親切で楽しい人でした。

トルコのケビンスペイシー。

あなたの親切は忘れないでしょう。

 

結局イスタンブールカードは無事買うことができましたが、30分ぐらいかかりました。

くれぐれも細かいお札を持って、大きい駅の改札に行きましょう。

 

地球の歩き方をよく読んだら、大きいお札は使えないことは書いてありました。

 

 

イスタンブールひとり旅つづく

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